プロパンガスの偏った豆知識
この“豆知識”は、当サイトの管理者である篠崎直巳の、
非常に偏った知識と、個人的な意見が混ぜ合わされたものです。
100%正論ではありませんので、
「こんな考え方もあるんだ」程度にお読み下さい。
プロパンガスとは/オール電化について/ガス料金について/安全性
プロパンガスを無理やり日本語にすると、
『液化石油ガス』という言葉になります。
また、LPガスと一般に呼ばれているガスには、
ブタン・プロパンなどの種類があり、
ブタンは主に100円ライターの中に入っているガスです。
プロパンは家庭での煮炊きに使用されています。
両方のガスとも、無色無臭のガスですが、
漏洩による災害を防止する為、あえて着臭してあります。
圧縮してあるので、持ち運びに便利で、
屋外でのイベント・キャンプ・出店などで使用されています。
電気や都市ガスと違い、どんな場所にも供給できる
とても便利なエネルギーです。
ほぼ全て(簡易ガス・集合住宅を除く)が、個別配管となっている為、
災害時の復旧もスムーズで、ご自分の家屋に被害が無ければ、
簡単な点検のみで、すぐにご利用いただけます。
また、避難所や仮設住宅でのエネルギーとして
大活躍するのも、プロパンガスなのです。
分子構造は、炭素【C】と水素【H】の化合物なので、
炭化水素と呼ばれます。
その為燃焼して酸素【O2】と結びつくと、
二酸化炭素【CO2】と水【H2O】になります。
次世代エネルギーとして注目を集めている『燃料電池』の
水素供給源として、非常に有効な化石燃料なのです。
▲このページのトップへ
ここ十数年で流行している新しいエネルギー使用法です。
「二酸化炭素を出さないので環境にやさしい」
「空気でお湯を沸かす」
「だって、そういう時代でしょ?」
などのキャッチフレーズで、瞬く間に加入者を増やしております。
我々プロパンガス事業者の強力なライバルだと思われがちですが、
組織としての規模が違いすぎて、勝負にならないので、
一方的に攻められていると言ったほうが正解でしょう。
しかしながら、ほんの少し屁理屈を言ってみたくなるのも事実です。
確かに、オール電化の家庭では二酸化炭素を出すことはありません。
しかし、その電気を作る段階では、二酸化炭素を排出しているのです。
目の前で二酸化炭素を出していなければ良いのでしょうか?
一説によれば、発電による二酸化炭素の排出量は、日本全体の1/3近いとも言われています。
震災による、原発問題で、火力発電に頼る部分が増えた今、オール電化は少しもエコではないともいえるのではないでしょうか?
空気でお湯を沸かしているのに、電気を使用するのはなぜでしょう?
冷媒や圧縮媒体として使用しているのならば、
燃焼に空気を利用している、灯油やガスの給湯器も、
空気でお湯を沸かしていることになりませんか?
な〜んて、言えば言うだけ虚しいし、
負け犬の遠吠えにしか聞こえないですけど、
宣伝文句に疑問を持つのも、意外と重要なのかもしれませんよ。
電気とガスにはそれぞれの得意分野があります。
現在のところガスで冷房することはできませんし、
電気で物を温めるのは、どうしてもエネルギー効率が悪くなります。
それぞれの得意な面を利用して、使い分けていくのが、
これからの時代のエネルギー利用法ではないでしょうか?
震災後に、オール電化から離れる傾向が見られ始めました。お金のかかることですから簡単には出来ませんが、災害時や停電のことなどを考えて、家庭内のエネルギー供給源を分散して、リスクを分散化することが必要です。
オール電化2本柱であるIHクッキングヒーターとエコキュートが、今回の地震で大きなデメリットを露呈しています。
背の高く大きなエコキュート。地盤面固定式なので地震の揺れで倒壊して再使用が不可能なものが沢山出たようです。
壁固定の小さなガス給湯器ならば、壁が崩れなければ機械まで壊れることは無いでしょう。
IHクッキングヒーターは、計画停電中にラーメンやお茶のお湯すら沸かすことが出来ません。
8割が電池式であるガスコンロなら、停電中も調理が可能です。
これからのエネルギーは、太陽光や燃料電池、そしてガス・石油・電気を上手に組合わせて、地球にも自分にも優しい快適な利用をしていかなくてはいけません。
全てのエネルギーを電気に頼ることは、とても危険で、大きなリスクを背負うことになります。
今、オール電化を検討中の方は、今一度立ち止まって考えてみてください。
オール電化を勧める販売員は、本当にあなたの今後の生活を考えてくれていますか?
(オール電化には、1件数万円の電力会社からのマージンがあるという噂ですが・・・。)
▲このページのトップへ
プロパンガスの料金については、法的な規制はありません。
自由価格なので、各社それぞれにガス料金は異なります。
また、結構多くの事業者では、お客様のタイプによって、異なった料金体系を用意している会社もあります。
たとえば、アパートは高いガス料金。戸建て住宅は安く。とか、新規獲得客には、安いガス料金。既存の顧客からは高いガス料金。
などといった行為は、違法ではないか?
と、消費者の皆様からご相談を受けて調べてみたのですが、法的には特に違法ではないそうです。
当店では、定額払いのお客様と、従来どおり使った分を毎月払うお客様では、少し料金を変えてありますが、どちらの料金でお支払いをするのか、それを決めるのは『お客様』です。
通常複数の料金表を有するLPガス会社では、「どの料金表を、どのお客様に適用するのか」を『LPガス販売事業者』が決めているため、インターネット上のホームページ等に料金表を掲載できません。
同じ会社からガスをとっていて、同じ使用量のお客様でも、高いガス料金を払っているお客様と安いガス料金を払っているお客様が存在してしまっているため掲載できないのです。
当社では、『お客様が選んでいただけるたった2種類の料金表』しかございませんので、当社のLPガスをご利用のお客様はもちろん、他社のガスをご利用のお客様、ライバルの同業者にも、どなたでも簡単に閲覧できる状態で、ガス料金表を公開しております。
LPガス販売事業者の営業や勧誘、最近増加し各地でお客様をトラブルに巻き込んでいる『顧客ブローカー』の勧誘を受けた時には、その会社が誰にでも見える形(インターネット・ホームページ等)で、ガス料金表を公開しているかを判断基準にしてみるのも良い方法かと思います。
「貴方だけ特別な料金で・・・」ということは、その会社から高いガス料金を払わされているお客様がいるといことです。
いつ「貴方」の特別扱いが終わるかわかりません。
『契約時は安い料金だったのに、いつの間に以前よりも高いガス料金になっていた!』というトラブルは、ここ数年で珍しいことではなくなってしまっております。
その時の提示価格に惑わされず、その会社や業者の本質を見抜ける「賢い消費者」になりましょう。
当社は、明朗かつ良心的なガス料金と、安心・安全なサービスでお客様の日々の生活を応援させていただきます。
また、プロパンガスはほぼ100%輸入しているのですが、
輸入価格が原油価格に比例して推移しております。
ガスの輸入価格は、原油の輸入価格の約2ヶ月遅れで上下すると考えてください。
必ずではありませんが、わりと当たります。
▲このページのトップへ
プロパンガスは、大変危険な燃料です。
それは、今も昔も変わりません。
ガスは危険・怖いと思っている方も多いと思います。
しかし、燃料と呼ばれるものは、全て危険なものです。
安全を売りにしている電気でさえ、使い方次第で火災や感電の
危険があるのです。
それらを上手に使いこなすには、2つの必要なものがあります。
1つは、安全に使用するための知識です。
ガス器具等の取扱説明書をよく読み、安全な使用方法で、
ご使用いただき、定期的な点検や器具の交換をお勧めします。
もう1つは、数々の安全装置です。
危険なものだからこそ、
法律で安全装置の設置が義務付けられています。
現在のガスメーターでは、ガス漏れはもちろん、
消し忘れ・ゴム管の外れ・地震でもガスを自動遮断する機能が、
備わった『マイコンメーター』が主流となっております。
当店のガスメーターは、100%がマイコンメーターです。
それに加えて、ヒューズガス栓と呼ばれ、ガスの元栓自体に、
遮断機能のあるガス栓を設置。
ガス容器にも同様の遮断装置を設置しておりますので、
二重三重の安全対策が講じられているのです。
以上の業界努力により、現在、ガスによる火災は激減しました。
安全なイメージの電気の方が、火災発生数が多いのは、
なんか皮肉な気もしますが、そういう結果があるのも事実です。
▲このページのトップへ
|